行政の中心を担うのが内閣です。日本は、内閣が国会の信任に基づいて成立し国会に責任を負う議院内閣制をとります。内閣総理大臣の権限、内閣の職務、衆議院の解散、総辞職を確認します。
内閣って、国会とはどういう関係なのぉ? 別々に選ばれてるの?
いい問いね。
日本は議院内閣制をとっているの。
内閣が国会の信任のうえに成り立ち、国会に対して連帯して責任を負う仕組みよ。
だから内閣総理大臣は国会議員の中から国会の議決で指名されるんですよね。
その内閣総理大臣が内閣の要になる、と。
そのとおり。
総理大臣は国務大臣を任命し、また任意に罷免することもできるの。
内閣のリーダーとして強い立場にあるのよ。
内閣って、具体的にはどんな仕事をするの? 法律をつくるのは国会だよね?
内閣は法律を誠実に執行し、外交関係を処理し、条約を締結するなどの内閣の職務を担うわ。
細かなルールを定める政令の制定も行うのよ。
衆議院を解散する、っていうのも内閣がやることなの?
そうよ。衆議院の解散ね。
任期満了を待たず、議員全員の資格を失わせて総選挙で民意を問い直す仕組み。
内閣と国会の関係を調整する重要な手段なの。
衆議院で内閣不信任案が可決されたら、内閣は10日以内に衆議院を解散するか、総辞職するか、いずれかを選ぶことになりますよね。
ええ、そこはよく問われるわ。
不信任なら『解散か、総辞職か』の二択。
この期間の数字も正確に押さえておいて。
国会と内閣が、おたがいにチェックし合ってるんだね。
バランスがとれてるなぁ。
確認クイズ
内閣に関する記述として、妥当なものはどれか。
- 内閣総理大臣は、任命した国務大臣を任意に罷免することができる
- 内閣総理大臣は、国会議員以外の者から国民の直接選挙により選ばれる
- 衆議院で内閣不信任案が可決されても、内閣は必ず総辞職しなければならず解散はできない
- 条約を締結する権限は内閣ではなく、国会が単独で行使する
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正解: 1. 内閣総理大臣は、任命した国務大臣を任意に罷免することができる
選択肢1が正しい。内閣総理大臣は国務大臣を任意に罷免できる。選択肢2は誤りで、総理大臣は国会議員の中から国会の議決で指名される。選択肢3も誤りで、不信任可決の場合は10日以内に解散するか総辞職するかを選べる。選択肢4も誤りで、条約締結は内閣の職務である(国会の承認は必要)。