文章理解② - 空欄補充の解き方

接続詞・指示語・語句の補充を、前後の論理関係をたどって一つに絞る手順を、短い例文で練習します。

編集・検証: 行政書士スタディ編集部 公式情報: 一般財団法人 行政書士試験研究センター 制作・検証方針

文章理解の2回目は空欄補充です。接続詞・指示語・語句を補う問題を、前後の論理関係をたどって解く手順を練習します。短い例で感覚をつかみましょう。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

空欄補充って、カンで選んじゃうんだけど、それじゃダメ?

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

カンを根拠に変えましょう。
空欄補充は、空欄の前後関係を見れば論理で決まるの。
特に接続詞の空欄は、前の文と後ろの文の関係を見るのが鉄則よ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

前が原因で後ろが結果なら『だから』、前と後ろが逆の内容なら『しかし』。
関係で決まるということですね。

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

よく理解したわね。接続詞は文と文の関係を示す道しるべなの。
順接・逆接・並列・添加・言い換え。
どの関係かを見極めれば、入る語は一つに絞れるわ。

雪村 ましろ(普段) 雪村 ましろ

例で見てみたいな。
ましろ、言葉だけだとぼんやりしちゃうの。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

やってみましょう。
『彼は毎日練習した。
( )、本番では実力を出せなかった。』この空欄には何が入るかしら。

戸倉 ジャスミン(びっくり) 戸倉 ジャスミン

練習したのに出せなかった…あれ、前と後ろが逆じゃん? じゃあ『しかし』?

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

正解よ、ジャスミン。
前が『努力した』、後ろが『うまくいかなかった』で逆の関係。
だから逆接の『しかし』が入るの。
関係さえ見えれば迷わないでしょう?

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

指示語の空欄も同じ考え方ですね。
『それ』『この』が何を指すかは、直前の内容をたどれば分かります。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

そう、指示語は前に出た言葉を受けるのが基本。
指す中身を空欄に当てはめて意味が通るか確かめるの。
語句補充も、前後と自然につながり、筆者の論の流れに沿う語を選べばいいのよ。

雪村 ましろ(笑顔) 雪村 ましろ

前と後ろの関係を見る。
空欄って、まわりがヒントをくれてるんだね。
えへへ、なぞなぞみたい。

確認クイズ

空欄補充問題の解き方として、妥当なものはどれか。

  1. 接続詞の空欄は、前後の関係を考えず、語感の良い語を選べばよい
  2. 接続詞の空欄は前後の文の論理関係で決まり、上記の例では逆接の『しかし』が適する
  3. 『彼は毎日練習した。( )、本番では実力を出せなかった』の空欄には、順接の『だから』が最も適する
  4. 指示語の空欄は、直前の内容とは無関係に決めてよい
こたえを見る

正解: 2. 接続詞の空欄は前後の文の論理関係で決まり、上記の例では逆接の『しかし』が適する

選択肢2が正しい。接続詞の空欄は前後の論理関係で決まり、努力と失敗という逆の関係なので逆接の『しかし』が適する。選択肢1は誤りで前後関係を根拠にする。選択肢3も誤りで、逆の関係なので順接『だから』は不適。選択肢4も誤りで、指示語は直前の内容を受けて決める。

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