国際政治では、国際連合の仕組みと主要な国際機関、日本の外交と条約が問われます。安全保障理事会の構造を軸に整理しましょう。
国連ってニュースでよく聞くけど、どんな組織なの? 世界の政府みたいなもの?
世界政府ではないの。
主権国家が集まる組織ね。国際連合には全加盟国が参加する総会と、平和維持を担う安全保障理事会などの主要機関があるわ。
安全保障理事会には常任理事国と非常任理事国がありますよね。
常任理事国は5か国で、拒否権を持っている……この理解で大丈夫でしょうか。
ええ、そのとおり。
常任理事国5か国は拒否権を持ち、1か国でも反対すると重要な決議は成立しない。
ここは頻出よ。
1か国が反対しただけで決まらないの? …それって、なかなか物事が進まなそうだね。
ましろの言うとおり、それが国連の難しさでもあるの。
大国の合意がないと動きにくい仕組みなのよ。
国連以外にも国際機関ってあるよね。
WHOとか。
あるわ。
保健のWHO、労働のILO、教育・文化のUNESCOなど、専門分野ごとの機関があるの。
これらは国連と連携する専門機関ね。
日本の外交では、条約の締結手続も試験に出ますよね。
条約は内閣が締結し、国会が承認する。
よく覚えているわね。条約の締結は内閣の権限だけれど、事前または事後に国会の承認が必要なの。
ここも憲法と絡めて狙われるわ。
国と国の約束にも、ちゃんと手続きがあるんだね。
確認クイズ
国際政治に関する記述として、妥当なものはどれか。
- 国連安全保障理事会の常任理事国5か国は拒否権を有し、1か国の反対で重要決議は成立しない
- 国連安全保障理事会の常任理事国は、いずれも拒否権を有していない
- 条約の締結は国会が行い、内閣の承認を要する
- WHOやUNESCOは国連とは無関係に設立された民間団体である
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正解: 1. 国連安全保障理事会の常任理事国5か国は拒否権を有し、1か国の反対で重要決議は成立しない
選択肢1が正しい。常任理事国5か国は拒否権を持ち、1か国でも反対すれば重要な決議は成立しない。選択肢2は逆。選択肢3は誤りで、条約締結は内閣の権限、国会は承認を行う。選択肢4も誤りで、WHOやUNESCOは国連と連携する専門機関である。